“あの人に、もう一度、逢いたくて。”

私は、46歳で白い杖を持つようになりました。
今、49歳でこのホームページを作りました。
この3年間で、いろいろな人との出逢いがあり、別れがありました。
1・2・3・のメッセージに、私のいまの気持ちを綴ります。
 


1 どうぞ、お元気で…。  
あの時、駅のホームで、親切に電車に乗せてくださった
とても楽しいシェフのおじちゃん。
ご自分が降りるひとつ前の駅で、わざわざ降りてくださり、
その上、バス停まで送ってくださった高校生のお嬢さん。
人の濁流から引っ張り出して、「頑張って!」と大きな声で
励ましてくださった大阪のおばちゃん。
まだまだ他にも、たくさんの人に毎日助けてもらい、勇気を頂きます。
でも、私には、何のお礼もできずに、ただ、「ありがとうございます。」といって、
お別れするしかありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

2 お元気ですか?
私は、カウンセラーとして、現在、働いています。
ちょっとひとりでは、支えきれなくなった方のお話を聴かせていただきます。
それも、もうひとりで大丈夫となったときが、お別れの時です。
今頃どうされているでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

3 元気です!
私は、いま盲学校にも通っています。
今年の3月の卒業式の時、大好きだった先輩と“さようなら”をしました。
その、先輩が、(街で、出逢っても、お互い、見えなくて声は、かけられないが、
お互い元気で頑張ろう。)と、言われました。
同じ障害を持つ仲間の皆さん、私も元気で頑張っています。
また、永年続けていた年賀状が出せなくなりました。
大変失礼してご無沙汰をしております。
目はみえなくなりましたが、とても、元気で、幸せです。
長い間、お逢いしていない皆さん、お元気ですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

こんな思いでホームページを、デザイン事務所ドゥ・プレセンスさんに作っていただきました。
今は、こちらからだけの発信ですが、将来必ず、掲示板での対話や、
メールでお話ができるようにしたいと思います。
ときどき、このサイトを覗いてみてください。
街で出逢った一瞬の出逢いの方から、40年以上もおつきあいいただいている方まで、
“この出逢いに感謝して、心を込めて…”。
あなたに 出逢えて 良かった。
お顔を、みることは、できなくても。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

西亀 真 (にしかめ まこと)
2006年10月吉日